デンマークの教育から考えたこと

テストがない世界  -私たちがあたり前だと思っていることはあたり前ではない

書きたいと思いつつ、ずっと挫折していたブログですが、久しぶりに書きました。 今後は、少しずつでも、教育に関して、皆さんにお役に立てる情報を発信 していきたいと思います。  

さて、少し前になりますが9月21日(土)、知人の紹介がきっかけで 「デンマークに学ぶ!これからの教育フューチャーセッション」というイベント に参加してきました。  

デンマークは、幸福度世界No.1の国であり、そこの教育がどういうもので、 日本とどう違うのかという話を聴かせてもらいました。 話を聴いていて感じたのは、そもそも根本的な発想が日本のものとは全く違う なぁということ。 デンマークでは、「子ども達の成長のために何が必要なのか?」という視点 から教育制度が組み立てられている、そんな感覚を受けました。  

それに対して、日本では、制度がまずあって、その中で学校の運営がされている…。   もっというと、国民一人一人が自分たちのことを人任せにせずに、しっかりと 自分事として考えている国だと思いました。    

今回、デンマークに視察に行かれた教育ジャーナリストであるワイワイネット の中曽根陽子さんは、デンマークの教育の特徴を3つ挙げられていました。 1.ソフトランディング 小学校入学前、高校入学前、大学入学前に準備期間が必ずあり、その子の 成長度合いや希望に合わせて、自分で次に進む時期を決められる制度に なっている

2.対話 「あなたはどうしたいの?」「あなたはどう思うの?」 という問いかけを親や教師が日常的に行っていて、子供を一人の人間として 尊重する風土が染みついている

3.自然 国民一人一人が自然をかけがえのないものと感じており、身近に自然が豊かにある    

また、ご自身のデンマークでの駐在経験から、帰国後にデンマーク式の学校 「ラーンネット・グローバルスクール」を設立され15年以上運営されている 炭谷俊樹さんからは、デンマークと日本の違いとして以下の点を挙げられて いました。 日本                               デンマーク テストや競争がないと子どもは伸びない     ⇔ 小中学校ではテストで子どもをランク付けしてはいけない 人の能力には優劣があり、得意・不得意がある ⇔ 苦手科目はあまりない 学ぶ内容は文部科学省が決める         ⇔ 学ぶ内容は各学校で決めてよい 授業は先生が教える                ⇔ クラス双方向の対話中心 いい学校、いい会社に行けば幸せになれる   ⇔ 自分の幸せは自分で決める、創る 社会の問題は「お上」が解決する         ⇔ 社会問題は、自分たちが議論して解決する  

特に驚きだったのは、『小中学校ではテストで子どもをランク付けしてはいけない』という点でした。 テストをしないからこそ、本当の学びができるというのは、言われてみれば納得ですが、 そんな世界があるなんてビックリです。 他にも、双方向の授業やら、子どもの自立を促す関わりがされていて、学校教育が 社会に出ていくところに、しっかりつながっていると思いました。  

そして、さらにおもしろかったのが、講演後の参加者同士のフューチャー セッションという対話を深めるディスカッションでした。  

参加者から、いろいろなアイディアとまず自分は何をやっていくかという宣言 が次々にでてきました。 それぞれがその内容を実行すれば、日本の教育も変わるだろう、と思える内容ばかり。 今後、どんどん教育に思いのある方々が草の根的に教育を変えていく取り組みを されていくのかと思うとワクワクしました。

私も、塾でできること、自分の周りでできることをやっていこうと思います! 「自分の幸せは自分で決める、創る」人を育てていくことに、さらに力を入れていきます!